医療従事者たちが抱える問題
水曜日, 7月 27th, 2016医師や薬剤師などとともに、ハードワークとして知られる看護師には、知らず知らずのうちに大きな期待が寄せられています。その期待にこたえようとするあまりに、自分自身の能力以上のことに挑戦したり、無理を強いたりすることによって、自分自身を見失ってしまうなどの事態に陥ってしまうケースも取り沙汰されてきています。また、人の命を扱うという責任感や使命感から精神的なストレスを抱えることになり、結果的に自分自身が心に病を抱えてしまう看護師もいます。
近年、医療従事者に重くのしかかっている問題として、高齢化社会の到来というものがあります。このことについては、かねてから問題視されてきましたが、抜本的な解決には到底至っておらず、医師や薬剤師とともに看護師にも大きな負担になっています。一般的にいえば、24時間365日稼働しなければならないのが、医療従事者の仕事です。患者の容態にいつ変化が起こるかわからないため、いつ何時も安心して休むことはできません。
こういった背景から、人手不足に悩まされる医療現場では、医療従事者が休めないという問題があるのです。昨今においては、高齢化社会という事態に対処すべく、さまざまな試みが行われています。ジェネリック医薬品の推進や安易な医療機関受診の回避など、医療費抑制や医療従事者への負担軽減に向けた取り組みが各医療機関レベルで行われています。また、医療・介護ロボットの開発なども進んでおり、これからは最新の機械技術を適応した治療がメインになっていくことが予想されます。